<小樽の海をそのまま塩に>

 小樽の塩は、ウニやアワビ等北国の美味しい海の幸を育む小樽の海を、そのまま塩にしたいと考えました。

ミネラル成分を取り除くことなく全てを塩にしたく、海水を蒸発釜で完全蒸発させて塩を取り出します。このため、小樽の塩の成分は海水に近く、通常の釜炊き塩に比べてもミネラル成分の割合も相当に高くなっています。(下図参照)

<仕上げ工程でさらに美味しく>

 次に蒸発釜で得られた塩を別の仕上げ釜に移し、130℃程度で攪拌しながら加熱処理を丁寧に行っていきます。この加熱攪拌処理により、塩はさらさらとした粉末顆粒状になっていきます。まるで粉雪のような形状になりますのでこの塩を「小樽の塩 粉雪」 と名付けました。

 小樽の塩はにがりも取り除いていないため、そのままでは若干苦みがあります。そこでこの加熱攪拌処理を行うことで、塩に含まれるにがり成分の苦みが緩和されて、美味しさを感じる苦みの程度に変わっていきます。

<小樽の塩の味の特徴>

 小樽の塩はミネラル成分を多く含むため、塩の辛味以外にもミネラル成分の味も加わっています。塩ですから辛味が主体ですが、これにほのかに甘みや苦み、酸味も加わって旨味を醸し出しています。

   カルシウム : 甘み

   マグネシウム: 苦み

   カリウム  : 酸味

 美味しい魚を育む小樽の海を塩にしているため、刺身に合うと思います。一度醤油ではなく、小樽の塩で食べてみてください。さかなの本来の美味しさを損なうことなくさかなの風味を味わうことができます。

  • 刺身を一度小樽の塩で食べてみませんか。